『世界樹の迷宮』インタビュー公開

というわけでインタビューが遂に連載開始しました。第一回はゲームのコンセプト的な事について色々喋っていますね。

僕は元々RPGが嫌いなんですが、このゲームは様式化して腐ってしまったRPGのゲーム性を原点に立ち返って再構成している感じがして期待しています。例えばレベル上げではどうにもならない戦闘システムなんかはインタビュー読めば一目瞭然ですね。


― 体力の上限が3桁なのに4桁のダメージを食らったりするんですよね(笑)。
新納:そうですね。今はキャラのヒットポイント上限が560ぐらいなんですけど、4000とか食らう事もありますね。

体験会でプレイした感じだと、敵のスキルと自分のスキルの噛み合わせを考慮して慎重にコマンド選択しないと、最初の雑魚敵にすら全滅させられてしまう感じさえありました。本来のRPGのコマンド選択というのはそういう面白さを秘めているんですが、最近の誰でもクリアできるRPGはレベルさえ上げていれば何も考えなくてもクリアできてしまうようなゲーム性の破綻が存在しますからね。

また、ポッドキャストでも言及されたようにプレイヤーの擁するパーティのキャラクタ達は一切喋りませんから、無用に冗長な台詞も存在しません。常に第三者的視点で状況がナレーションされていくというゲームブック風演出がかなり憎い仕上がりです。物語を進めるテンポも上々なわけです。

また様式に染まりまくってしまったRPGではもはや「敵とエンカウント」する為にしか存在しないようなマップ移動ですが、その部分が『世界樹の迷宮』では最大のウリである「自分でマップを書いて埋めていく」3DダンジョンRPGになっています。そこが最も楽しいわけです。

さらにダンジョン中には廊下をパーティめがけて襲ってくるf.o.e.と呼ばれる強敵が存在しますから、マップ移動は異常にスリリングになること請け合いです。

さて11月下旬と言われている『世界樹の迷宮』の情報公開ラッシュが遂に始まったようで、これからはコンスタントに色々と情報が出てくるかと思われます。公式サイトもマメにチェックしたほうが良いかもしれませんね。12月中旬にはポッドキャストに音楽担当の古代氏も出演するそうで、そちらも非常に楽しみです。