Wiiの発売日価格発表&チャンネル構想

最初ファミ通の速報ページみてたのだが、ファミ通がゲームと直接関係する発表以外を全部無視してたのでチャンネル構想についてゴッソリ抜け落ちてて拍子抜けでした。しかし実際は価格発表のほかにもう一つ大きな目玉としてチャンネル構想にだいぶ時間が割かれていたわけです。

まず発売日が12月2日で価格が25000円だそうです。発売日は大方の予想よりだいぶ遅い感じですが、PS3が全く対抗馬にならなかった事を考えると満を持して発売するのは賢明といえば賢明かと思います。

チャンネル構想:お天気チャンネル

そして一番の目玉だったのは「チャンネル構想」なわけですが、これは要するに起動画面で3×4のマスが表示され、その中に各チャンネルがおさまっており、クリックする事でWiiのゲームを起動したり、VCゲームを起動したり(ゲーム毎にチャンネルが用意される)、あるいは天気予報チャンネルなどを閲覧することができます。

これは要するに、天気予報チャンネルとゲームチャンネルを同列に並べたい、という要求から来たインタフェースなんでしょうね。最初は天気予報しか使わない家族もそのうち何かの拍子にゲームに手が伸びるのではないか、そういう気軽にゲームを始められる設計にすることは非常に重要です。

そしてWiiがDSと同じ方法論でユーザー拡大する事はできないという問題に対する任天堂の答えが、このチャンネル構想なわけです。

ニュースチャンネル

またチャンネルには「ニュースチャンネル」や「写真チャンネル」などもあります。ニュースは当然天気予報と同じで、パッとチェックできる所に最大のメリットがあります。日常的にWiiを使用するには恰好のチャンネルでしょう。Wiiを使えばいつでもニュースが一瞬でチェックできるんだよ、と家族に教えてあげればその日のうちにも使えてしまう簡単なインタフェースはWiiのポインタ機能ならではといった感じです。

写真チャンネル

写真チャンネル」はWiiに挿入されているSDカードから画像データを読み込み、その閲覧・整理・編集をするチャンネルです。写真を見るのにいちいちPCを起動するのもめんどくさいという需要にこたえる事でしょう。またPCでは決して得られないような快適なインタフェースが印象的でした。何百もの画像データをいとも簡単に同時に表示・整列させてしまうのはゲーム機の強みですね。これもWiiを日常的に使ってもらう機能の一つだと思います。予想以上に実用的という感じですね。

インターネットチャンネル

さらに当然Operaを使った「インターネットチャンネル」も提供されます(最初は無料でダウンロードできるらしい)。ちょっと調べ物をしたいときにPCを起動しなくてもよいという所ですね。FlashAjaxにも対応し、操作性もなかなか良好なように見えます。このWii専用のFlashゲームなんかも流行るかもしれませんね。

Wii伝言板

さらにチャンネルとは別に「Wii伝言板」という機能がありました。これは言ってしまえばWii用のメーラーなのですが、これを使って他のWiiに写真などのデータを送ったりもするようです。さらにゲーム内からもこの伝言板にメールが来るようになっていて、プレゼンではどうぶつの森たぬきちのお便りが表示されていました。

Mii 似顔絵チャンネル

そしてWiiSportsで実際のプレイヤーの顔がゲーム内に取り込まれていたのはこの機能でした。様々な顔のパーツを組み合わせてWii内に何人もキャラクターを作っておいておく事ができるそうで、実際のゲームではそれらを使ってプレイするんだそうです。

アバターですね。ここからSNS的な広がりを見せていくのでしょうか?というよりもWiFiを使ったマルチプレイゲーム全部がSNSの一環といった感じになるでしょうね。WiFi対戦で自分のアバターを誰かと対戦させてフレンド登録をすれば、そのプレイヤーとはWii伝言板でメッセージのやり取りができる。これはもうSNSとして成り立っています。

というわけで、発売はまだまだ先

発売まで実際はまだ2ヶ月あることになりましたから、まだサプライズは隠されているといっても良いでしょう。というかゲーム以外の「外堀」部分を見せたというのが今回の発表会の感想です。次は「本丸」であるWiiでの Touch! Generations 展開に期待といった所でしょうか。