地域密着型DSの可能性はあるのか

なんでも『DSお料理ナビ』は店頭のDSステーションで追加レシピの配信とかもあるらしい。

肝は「店頭で」って所ですね。追加レシピなんて、発売日少しずらせば最初から盛り込めたハズですし、ソフトのRAMにそこまで大量のレシピを保存できるとも思えないわけです。最悪WiFiで配信したほうがよっぽど沢山の人が追加レシピをDLできるハズです。しかしわざわざ「店頭で」配信するのは、やっぱり店頭に来てもらいたいからに他なりませんね。

まぁそれが本当のプロモーションてなもんでしょう。

そしてこういう配信を見ていて思うのは、ウェアラブルコンピューティングな人たちが考えてる未来像に近いなという事です。

ウェアラブルな人は、究極的には町中のあちこちで無線配信網が整備され、あらゆる場所から面白い情報が飛んでくるような状態を期待しています。例えばこれから入ろうとしているビルの中にどんな喫茶店があるかとか、地図はどうなっているだとか、どんなイベントがあるかとかそういう事です。たぶん、ユビキタス社会とかそういう言葉で表現されるんだと思うんですけど。

これと同じものをDSで作れるかというと無理がありますが、重要なのは配信データの狭さ(地域密着度?)です。

例えばグルメ情報誌のDS化をやろうとした時に、全ての地域の情報を一本のソフトにまとめるのではなくて、地域毎にディストリビューション(神戸・大阪・京都みたいな種類)を作って売るというような事です。更に各ディストリビューション毎の地域に、それぞれ10台以上ぐらい固有の(商店街毎とかデパート毎とかの)DSステーションがおけたら、さらに情報の地域密着度は高まっていくわけです。

そうする事でユーザーの現在地は「ある程度」絞り込む事が可能で、「近場のお店」検索も現実的に可能になり、「あのお店に新メニューが!」といったような、近場に居なければ不必要な情報も配信できるようになっていきます。

まぁこれは極端な例ですし、そんな情報を無料で配信しつづけるのも難儀な話ですけど。DSはライフスタイルを変えるゲームだからこそ、データ配信も生活に密着していく必要があるんじゃないかというお話です。

今パッと思いついた事なんで、だからなんだと言われても何でもないですが。しばらくは毒にも薬にもならないような駄文を連ねる方向で行きたいと思った。